トイプードルは見た目のかわいらしさも相まって、国内でペットの犬種として人気ナンバーワンを維持し続けています。
かわいらしいのは誰もが認めるところだと思いますが、ペットは一生付き合っていく存在ですので、その性格も非常に気になります。
トイプードルは一言で語り尽くせないほど奥が深く、一筋縄ではいかない魅力があります。
本記事ではトイプードルの性格について解説します。
トイプードルとは?
まずはトイプードルとは、どのような犬なの?という話題を、意外な歴史も交えつつ、軽くおさらいしておきましょう。
トイプードルは「プードル」という犬種の中でも最も小型のものを指します。「トイ」というのはサイズの基準で、大きいほうから「スタンダード」「ミディアム」「「ミニチュア」「トイ」の4種類に分かれています。また「トイ」の中でもさらに大きさが分かれており、ティーカッププードルとか、タイニープードルといった一般的なトイプードルよりさらに小さい種類もあります。
プードルはフランスの代表的な犬で、日本でいう秋田犬や柴犬のような存在です。そのため原産国はフランスとデータブックなどには掲載されていますが、現在はロシアあるいはアジア北部が発祥とされています。そこから交雑を重ねつつヨーロッパを横断しながら広がり、最終的にはドイツを経てフランスへ持ち込まれた説が有力となっています。
特に17世紀頃にフランスの上流階級の間で小型化されたトイプードルが愛玩犬として人気を博した歴史的経緯が現在の位置づけにつながっています。かつてはドイツにおいて猟犬として働く存在でしたが、18世紀にはイギリスの上流階級においても愛玩犬として人気を集め、ゴヤの絵にも登場しています。かわいらしい見た目から、もともと愛玩犬だったのかと思いきや、かつては猟犬だったとは意外な過去といえます。
トイプードルの基本的性格
まずは一般的なトイプードルの基本的性格を見ていきましょう。
トイプードルはまず、賢くて聡明な犬といわれています。最も賢い犬種として知られるボーダーコリーに次ぐ賢さで、人間の言葉を250以上も覚えることが可能です。芸もすぐ覚え、しっかりとしつけを行えば何も困らないほど優秀で従順な犬として育ちます。
もう一つよく知られた性格として、人懐っこくて甘えん坊、飼い主に従順で温厚な点が挙げられます。見た目のかわいらしさだけでなく、性格も非常にかわいらしい点もトイプードルの魅力です。
なお、人懐っこく温厚ではありますが、もともと狩猟犬として扱われていたDNAを受け継ぎ、初対面の人に対して警戒心をむき出しにすることもあります。
トイプードルは毛色で性格が違う?
トイプードルの特徴としてよく挙げられるのが、毛色によって性格が異なる点です。
例えば、ブラック&ホワイトのモノトーンの毛色であるトイプードルは、従順で落ち着いた性格をしています。狩猟犬時代の警戒心を持っており、人見知りする部分もあるようですが、ほかのワンちゃんとも仲よくできる社交性も兼ね備えています。ちょっと大人っぽい手のかからない子が多いようです。
人気のカラーでもあるレッドやアプリコットカラーのトイプードルは何よりも活発なのが特徴です。猟犬時代を思わせる運動能力を見せる活発な子が多く、元気な代わりに自己主張も激しくナイーブなので、しつけには苦労しそうです。しかし、末っ子タイプで愛嬌もたっぷりで、かわいらしいけど手のかかる子といった感じです。
トイプードルはかわいらしいけど性格は厄介?
トイプードルはかわいらしいながらも、個性的な性格がご理解いただけたかと思います。下記では、「トイプードルあるある」として、よく挙げられる問題点も合わせてご紹介しましょう。
しつけを怠ると悪知恵ばかりが育ってしまう
トイプードルはとても賢い犬ですが、ある部分で「ずる賢い」ともいえます。頭が良く、芸をいろいろと覚え、しっかりと指示に従ってくれれば非常に聞き分けのいい子に育ち、飼い主の態度や表情から飼い主の状態を察してくれるレベルにまで従順で聡明な犬に成長します。
しかしその優秀さが仇となることもあります。それは、しつけを怠った場合です。しつけを怠ってしまった場合、ずる賢いイタズラっ子に成長してしまいます。トイプードルは活発で明るく行動的な犬種でもあります。それが悪いほうに働いたらどうなるのか……。「頭はいいのに、性格が悪い」。かなり手を焼くことになりそうです。
好奇心旺盛で水たまりを見かけると……
トイプードルはもともと猟犬だった名残から、好奇心が旺盛、散歩が大好き、超アクティブでとても運動する、といった特徴はすでに説明しましたが、何とトイプードルは水が大好きです。
散歩のときは好奇心旺盛であちこち動き回ります。ひとたび水たまりを見つけてしまったら、勢いよくダイブといった行動をしがちです。トリミング前ならまだしも、定期的なトリミングを何とか済ませて、その後で水たまりにダイブされては、飼い主も困惑されることでしょう。
自己主張の強さが仇に! トイプードルあるある、トイレ問題!
トイプードルを飼っていて最も厄介なあるあるといえばトイレ問題です。
とりわけ複数回マーキングをしがちというのが問題です。トイプードルの特にオスは自己主張が強く、何回もマーキングをして存在証明を果たします。近所の塀などに何度もマーキングを行ってしまい、トラブルに発展するケースもあります。しかも好きなようにマーキングさせてしまうと、散歩のときにしか排泄しない問題を抱えてしまいます。
室内でトイレをしないのは健康面でも非常に問題なので、トイレはきちんと教えるか、必ず庭に出す時間を作り、工夫して育てましょう。場合によってはマーキングがしたいあまりに、室内で何度もトイレを小出しにしてみたり、トイレに行ったフリしてみたりといった悪賢さを発揮します。これも賢さの裏返しといえそうです。
まとめ
トイプードルの性格について、魅力も問題点も一通りご紹介いたしました。難点もありますが、それ以上に魅力的なのがトイプードルです。
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